男の子の節句を祝う「端午の節句」。
春になると、あちこちで鯉のぼりが見られるのは、
いまでは田舎の町くらいでしょうか。
いろいろな事情で、だんだん見かけなくなりつつありますが、
でも、様相は違えど、お祝いの行事として今もちゃんと祝っている家庭も多いこととおもいます。
端午の節句といえば、
鯉のぼりや兜、鎧などの飾りですが、
いつから飾り始めるのでしょうか?
飾り始める時期
一般的には、春の始まりである「春分の日」を過ぎると
飾り始める家庭が多いようですが、
飾り始める時期に、特に決まりはないと言われています。
なかには、
早ければ早いほうがいい!
と、どこよりも早く鯉のぼりを出す家庭もあるとか。
あまり遅いと、すぐに片づけることになるので、
せっかくなので、少しでも長く飾っておくにはよいかと思います。
片づける時期
では、いつまで飾るのでしょうか。
ひな人形は、3月3日を過ぎて飾っておくと、
嫁入りが遅れる!
といわれますね。
五月人形にはそういった風習はなく、
5月5日を過ぎたからといって慌てることはありません。
5月中旬くらいまでの、お天気の良い日に
埃を払って片付けましょう。
飾る日も片づける日も、
気にする方は「大安」や「友引」などの日柄の良い日を選んで行う方もいるとか。
そこは家庭にもよりますが、一般的には、そこまで気にすることはありません。
出しっぱなしでも大丈夫?
ひな人形、特に段飾りなどは場所を取るし、
出しっぱなしというわけにはいきませんが、
5月人形は、ともすると「飾り物」として
出しっぱなし
にしているご家庭もあるようです。
確かに鎧や兜は、風格もあって、置物としてもいいですよね。
もともと、5月人形はお子さんの健やかな成長を願うものですので、
出しっぱなしにすることが悪いことにはならないとのことです。
ずっとずっと、元気に成長していってほしいものです。
まとめ
ひな人形に比べると、慌ててしまわなくてよいだけ、気がラクですね。
ひな人形同様、だんだんとコンパクトな飾り物が増えている昨今、
大切なお子様の健やかな成長を願い、
毎年、節句を祝ってあげてください。
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