自然豊かな北海道を旅行すると、
キタキツネに出会うことがあります。
北見市にある「北きつね牧場」へ行けば、
間近で見られるし
とてもかわいくて、ペットとして飼いたくなる人もいるかと思います。
きつねって、ペットとして飼ってもいいの?
気になって調べてみましたので、ご紹介しますね。。
飼うことは可能なのか? 届け出は?
飼うことは、可能です。
特定動物の指定にもなっていませんので、
都道府県に届け出を出す必要もありません。
つまり、犬や猫と同じように、
ペットショップやブリーダーから買えば、
特に手続きをすることなく
ペットとして飼うことができるのです。
ただ、飼育にはいろいろと問題があります。
キツネを飼うときの注意点
一般的に、ペットショップなどで販売されているキツネは
フェネックという種類の小さなきつねです。
フェネックは、耳が大きく
体長は30~40㎝、体重は1~2キロと
見た目にもとてもかわいらしいキツネです。
飼育の難しさは、
1、夜行性で、夜よく鳴くのでご近所迷惑になること
2、糞尿がとても臭いこと。とにかく臭い!
3、キツネ(フェネック)を診てくれる動物病院が少ないこと
4、一般的に、トイレをなかなか覚えないことが多い
5、散歩してあげるか、専用の部屋が必要
などがあります。
キタキツネは飼えないの?
北海道で見かける「キタキツネ」は飼ってもいいのか?
多分、キタキツネを販売しているペットショップはないと思いますし、
野生のキタキツネは狩猟鳥獣の一種として、
捕獲には許可が必要、都道府県によっては禁止されていまるところもあります。
また、
キタキツネは、体内に「エキノコックス」という寄生虫を持っているため、
直接触れたり、糞尿に触ってしまったりすることで感染します。
人が感染すると、幼虫は血液を通って肝臓に寄生し、
肝機能障害などで、最悪の場合、死に至ります。
よって、キタキツネは飼うことはできないのです。
※北きつね牧場のキツネは、「野生」ではなく、
定期的な寄生条虫類の駆除剤を与えているので
病気の心配はないそうです。
まとめ
かわいいきつねも、飼うとなるといろいろ大変なようです。
フェネックは大変高価な動物でもありますし、
飼うには相当の準備が必要かなと思います。
フェネックについての情報はこちらでご紹介しています。
責任持って飼えるよう、よくご検討くださいね。
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