赤ちゃんにはちみつをあげちゃった!
ダメだと聞いていたけど、
どうしてダメなんだろう?
6か月の赤ちゃんはダメ?
1歳なら大丈夫?
気になる赤ちゃんとハチミツの関係を調べてみました。
どうして赤ちゃんにハチミツをあげちゃダメなの?
ハチミツにはボツリヌス菌という菌が存在します。
赤ちゃんはこの菌を消化できないため、
はちみつを食べると下痢やおう吐などの症状を起こすことがあります。
厚生省の通達(1987年10月)によると、
「乳児ボツリヌス症は、通常のボツリヌス症と異なり、
ボツリヌス菌の芽胞を摂取することにより起こります。
芽胞は乳児の体内で発芽し、
ボツリヌス毒素を作り出します。
原因となる食物はいくつか考えられていますが、
蜂蜜について因果関係が明白になっています。」
とのことです。
ハチミツを食べちゃいけないのは何歳まで?
芽胞は高温に耐えるため、
一般的な加熱調理では蜂蜜中の芽胞を除去することは難しいのです。
ボツリヌス症の中毒が乳児特有である理由として、
乳児は成人に比べ腸内細菌叢が未発達であることや、
消化管が短いことから、
成人では消化管で殺菌されるボツリヌス菌が
乳児では腸管まで届いてしまうためと考えられています。
1歳くらいになるとこの菌を消化できるようになりますし、
実際の症例も1歳未満であることから、
1歳までははちみつを食べさせないようにと言われています。
ほんの少しでも危険?
ほんの少し混ぜてあるだけ、とか
原材料に書かれているだけ(主成分ではない)、
舐めた程度、であれば、
そんなに心配することはないようです。
過剰に心配しなくてもいいようですが、
発症してからでは遅いので、
できるだけ口にさせないよう注意してあげましょう。
まとめ
ハチミツは喉に良さそうだし、
便秘にも良いと思われがちです。
案外、知らない人もいる「乳児ボツリヌス症」。
あなたの周りに新米お母さんがいたら、
ぜひ教えてあげてください。
お子さんが元気に成長されますように。
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